2019函館マラソン完走記③【大会本編】太腿死んだ。でも諦めないyo【給食にありつくまでは】
地獄の後半戦ですw
前半は、まあ順調。余裕もあり、このままいけば4時間40分台も無理じゃないかも!
と、物事そんな単純には行かないというおはなしですw
まずは後半のコース図から
黄色の線はフル、ハーフ共用区間、紫色の線はフル専用区間です。
漁火通から少し内陸に入り函館公園を目指し、路面電車の終点、谷地頭駅で折り返します。
その後、再び漁火通へ入り、亀田川沿を遡上しベイエリアへ。
JR高架、ともえ大橋を渡り、レンガ通り、35kmで折り返し、緑の島へ渡り折り返します。その後ともえ大橋、JR高架を戻って千代台の陸上競技場でフィニッシュ。
さて、20km過ぎて中間点になんか標識あるかと思いましたが何もありませんでしたw
何も無いですが中間地点付近。
どんよりと曇って寒々としてますが、この時は結構暖かかったと思います。
風も無かったし、道も平坦。
脚はさすがに疲れてきたのでペースは落ちてきましたけど。
20km〜23km地点のラップ
大体、7分台で走れてます。22kmのラップタイムだけ9分まで落ちたのはここで少し歩いたから。最初からハーフ過ぎたらインターバルを取るために少し歩こうと思ってました。
漁火通から内陸に入り函館駅方面へ。
松風町電停の交差点から旧東雲通りに。
この辺りから左腿内外に違和感が出てきました。
左臀部と左腿内側が張ってる感じ。
途中、コンビニでトイレとアクエリ買って水分補給&ミネラル補給。太ももが不安だったのでストレッチをして強張った筋肉をほぐしてみます。
それでも、この時点ではまだ脚は大丈夫でした。
第5関門(24.3km)からは路面電車通りとなり、ここから、折り返しの谷地頭電停までは、アップダウンの連続する区間です。
前半のアップダウン程ではありませんが、短い区間で、そこそこ高低差が有るため、急坂に感じました。
折り返しからは、また登りとなり、疲労してる脚に追い打ちをかけます。
途中、路面電車とブラスバンドが応援、場を盛り上げます。
路面電車のある港町のマラソン…て風情ありますよね。てな事は当然、走ってる時は考えてませんw
ここまでは上り坂で、路面電車の応援エリアを過ぎると、谷地頭電停の折り返しまでは下り坂となります。
疲れた脚には、この区間は地味に効いてきます。
谷地頭電停のフル第3折り返し地点から、路面電車が止まってる上り坂で、腿がプルプル痙攣しかけてきました。
ここからは下り…本来なら勢いも使いながら下りたいところですが、衝撃が強いと故障の可能性が…なるべく脚に負担がかからないよう、坂を下りたつもりでした。
それでも、ついに…26km付近にアクシデントが発生。
脚が攣ってしまいました。
攣ったところは、違和感のあった左腿内側。脚が上がらない。というか膝が曲げられない。曲げようとすると激痛がはしる。伸ばしたまま、方びっこ状態で走る…というかほとんど歩いても攣ったままなので痛い。
自分でストレッチしても、攣りが治らない…どうしよう。
幸いにも故障した場所が救護所の近くだったので、救護所で手当てしてもらいました。
経口補水液、塩タブレットを貰い、療法士の方に患部を冷やしてながらストレッチとマッサージをしてもらいました。
療法士さんの献身的な治療のおかげで、最初は張りまくって硬くなっていた患部も柔らかくなり痛みも無くなってきました。
もう少し休みますか?と言われましたが、谷地頭で折り返しの途中で最後尾ペーサーとすれ違いました。こいつらに捕まったらリタイア確定です。リタイアしたくない!楽しみの給食も食ってないのにw
「もう制限時間ギリギリになってきたし、身体もラクになったので行きます!」と救護所を出て戦線に復帰する哀戦士 俺w
こんなアクシデントのあったあたりのラップタイムはこんな感じでした。
24km地点は、コンビニでのトイレ&ストレッチのとき。
で、27kmのラップが救護所に立ち寄ったとき。どちらも大幅なロス!この2つで、すでに26分の貯金中、10分は使ってます。
あとは、後半の落ちたペースが関門通過にどう影響してるのかが気になります。
ここら辺からチラチラと「DNF」というキーワードが頭の中に浮かび上がります。イヤイヤイヤイヤ…ここまで来てそれはねぇべさ(なぜか北海道弁)
脚が軽くなったこと、後ろから最後尾ランナーが迫っている恐怖感もあり28km、29kmはなんとか7分/kmをキープ。
なんか、アクアラインでDNFになった時がこんなんだったな〜と、嫌な過去が思い出されます。萎える。
それでも、まだギリで大丈夫な筈…とあきらめない。
諦めるわけにはいかない!まだ給食食ってないし(こればっかり)、そもそもK君と完走を約束したし。
今夜は完走したことで祝杯をあげるのだ!
400m先には、第6関門、さらに600mで、ついに30km。
関門を通過されすれば、30km地点の通過は保証されます。
リタイアする時はいつも30km前後の地点の私にとっては、一番厳しい区間ですが、足攣り以外の身体の不調はありません。
腸頸靭帯炎や足のマメとかはその場では治しようが無いけど、攣りはストレッチ、マッサージで復活できる。こんなんであきらめられるかッ!
次の関門までは、あと僅か…ですが、間に合うのか?そして30km以降走れるのか?給食は食べられるのか?また脚が攣る事はないのか?
祝杯は上げられるのか?もしかして自分だけ残念会になってしまうのか?
この時に頭によぎる様々な不安をよそに、一旦レポートをここで区切りたいと思いますw
本当は後半戦のレポート、一気にいきたかったんですが…書いてるうちにそこそこの文字数になってしまったので、分けることにしました。走ってる時は順調な方が良いが、書くときは不幸にならない程度のアクシデントはおいしいというこの矛盾w
次回、念願の給食堪能!そして感動のフィナーレw
「函館マラソン完走!そして伝説へ」(仮題)です。
(つづく)