挫折から栄光へ!?〜アラフィフランナーはサブ5、サブ4の夢を見れるか?

新橋に勤務するサラリーマンです。 2016年3月に体重が80kg近くになったのを機にランニングを始め、11月初のフルマラソンであるさいたま国際マラソン挑むも実力不足でDNF。年度内での完走を目指ざし2017年3月サンスポ古河はなももマラソンでなんとか無事完走出来ました! そこでブログタイトルも新たに、次なる目標であるサブ5、そしてその先のサブ4へ向けて日々奮闘の記録(の予定)です。(旧タイトル:挫折から栄光へ!?〜アラフィフランナーはフルマラソン完走の夢を見れるか?)

【箱根駅伝】激坂最速王決定戦 2021@ターンパイク箱根【仮想5区】

速報のとおり、箱根ターンパイクを走ってきました。
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今まで数々のマラソン大会に出場して、完走したりしなかったりしているわけですが、今まで上りメインのランニングイベントに出たことがありませんでした。

自転車レースのヒルクライムに出るようになってしんどいけど、なんか楽しい…また出よう、てか富士ヒル完走するまではヒルクライムやめられん!となり、野沢温泉や武尊牧場のヒルクライムレースに出ているわけですが、自分の脚だけで走ったときにどうなんだろうと思ってました。

そこで見つけたのがこの大会です。
箱根駅伝仮想5区だそうです。

箱根駅伝の見どころの一つとして往路最終区間の第5区があります。
駅伝の方は小田原を起点に国道1号線を使った20.8km。
うち16km程は延々と上りが続きます。標高差は約800m。

今回の大会は、コースこそ違います(箱根ターンパイク)が、これに近い条件。
距離は13.5kmですが、標高差は981m。
これが「仮想5区」の由縁です。
10kmくらいまでは延々上り。その後1kmちょっとは少し緩やかになり、12km地点手前から再び上りへ13km地点手前から再び緩やかになりフィニッシュ地点の大観山へというコース。

スタート地点は、箱根ターンパイク小田原料金所。
スタートは11:30、荷物預かりも10:00からなので余裕はあるものの、朝バタバタしたくないということで今回も前乗りで小田原駅近くのビジネスホテルに宿泊です。

さて、明日の装備ですが、ウェアと防寒用のウィンドブレーカーとランニングザック、靴はZOOM FLY3で挑みます。ZOOM FLYでの実戦は昨年の関東ロードレース以来です。
軽さならアディゼロですが、クッションと反発の強さで登りをアシストしてくるだろうという判断。
ランニングザックは新しいものを投入。
SALOMON NOCTURN ACTIVE SKIN 4 SET


ハイドレーション付きのベストタイプのランニングザックです。
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ソフトフラスコ2コ付きで8957円でした。フラスコだけでも1個2000円から3000円くらいするので、それを差し引いたリュック部分は中華ハイドレーションザック並みの価格に。
これは安いと思い。Amazonの試着OKのサービスで注文。
サイズはS。

荷室は4L。
タオル、防寒用のウィンドブレーカー、携帯、貴重品を入れるだけなので、十分な量です。
前に買ってもらったSALOMON SKIN PRO15YURENIKUIの装着で走ることを考えていましたが、SKIN PROは帰宅ランを想定してのものなので今回だと大きすぎだろうということで移動用バッグパックとして使い、YURENIKUIはギリギリ持ちたいものは入るものの、腰回りが蒸れるし、ボトルは近いところにあった方が…と思い今回は使いません。

サイズについては胸囲を測った上で注文していますが、これでいいのか不安がありました。
でも、Sサイズでジャストフィット。

そして翌日。
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受付場所はスタート地点付近にある小学校。小田原駅から箱根登山鉄道で一駅の箱根板橋駅から徒歩5分くらい。
ここで荷物を預けます。上りの部の場合、預けると頂上で受け取れます。
受付はゼッケンが事前送付だったため必要ありませんでした。

着替えてNOCTURN ACTIVE SKINを装着。手荷物のSKIN PROは預けます。
フラスコには小学校で水道水を補給。


受付会場から箱根ターンパイク料金所へ徒歩移動。
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行ったら、給水所がありました。VAAMとミネラルウォーターのペットボトルがあったので、フラスコの水道水は捨てて、中身をミネラルウォーターへ変えました。
少しでも美味い方がいいもんねw

後、捕食用にオリゴスマートチョコを数個。


走る順序は上り下りを走るピストンの部の後に、上りの部になります。
どちらもブロックごとのウェーブスタート。

上りの部の最初のブロックは、大学駅伝部の面々と3代目「山の神」神野大地選手、トレイルランナーの上田瑠偉選手。
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箱根駅伝現役世代が勝つのか、それともかつての山の神は健在なのか、ターマックでも本職のトレイルランナーが速いのかなかなか見ものです。
(ちなみに結果…山の神は健在でした。)

その後、ブロック順にスタートしますが、その間に往復の部のトップ選手が帰ってきました。早ッ!

私は5番目でのブロックスタート。
今回、はじめてのヒルクライムラソンなので完走が目標ですが、できれば90分台でフィニッシュしたいというのがありました。(結果はその17分遅れでしたが。)
11時50分にスタート。
当たり前だけどのっけから上り。
最初は体力もあるので、快調に上れましたが…1kmも過ぎると息が上がってきました。10km過ぎまではあまり体力を使わないよう上りたい…少しペースを落としながら無理せず上ります。
10kmまでは体力を使いたくないのは、10km地点くらいからゴール地点の大観山の展望台(ドライブイン)までは下りの区間が多いため。
ここでの下りでタイムを稼ぎたいため上りはペースを落としすぎず、かといって頑張り過ぎて脚を使い切ってしまうのも避けないといけない。

2kmまではなんとか上り、少し平坦になったところで休憩がてら歩きます。
歩いて息を整えたらまた走る。
上りは走り、少しでも平坦な区間があったらそこで歩く。
このやり方で上っていきます。
スタートから最初の3kmくらいまでは結構抜かれましたが、この方法が自分には合っていたみたいで、3km以降は抜かれた人が疲れてきたところを何人か抜き返しました。

ラソンは自分との闘い…とはいえ抜かれた人を抜き返すと、自分の走り方が成果を出していることに実感ができて自信もつきます。
このため途中、道路から見える相模湾を眺める余裕も。
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ランニングザックの装着も功を奏したみたいです。
給水は自前で済ますことが出来たので
ゴールまで一回も給水所には寄りませんでした。好きなところで水分補給ができるのはいいですね。
念の為、片側450mlの900ml分を持って走りましたが、ゴールまで使ったのは片方だけ。
これマラソンにも使えるなあ…上手くすれば30km…少なくともハーフ超えるくらいなら無補給で行けるかも…などと思いながら、9km近くまで到達。
10km地点まであともう少し…ですが、ここから勾配10%の標識が。
走って上ってみるものの、流石にこれまでの上りで脚が疲労してきているせいか、脚が張っているのがわかります。
そこで100m走って、100m歩くインターバル走に切り替えました。
幸いコースは100mごとに距離を知らせる標識があるのでやりやすい。


なんとか激坂区間をやり過ごして、ついに下りの区間に。
ダウンヒルは勢いに任せて、下っていきます。
ZOOMFLYの反発に助けられて快適に下る事ができます。

そのあと少し上りもありますが11km半ばまではほぼ平坦に近い道。
12km手前から13km手前でまた急な坂が出現しますが、ここもインターバル作戦で乗り切ります。

13km手前からは、また下り。
遠くにゴール地点であるアネスト岩田スカイラウンジが見えてきました。
できる限り、坂なりに下ります。
ブレーキをかけずかつ、転ばないよう下りの勢いをなるべく殺さないように。


スカイラウンジが間近に見えてくると残り300mからまた上り。
残り僅かなのでスパートをかけます。
走りながら一瞬、脚が攣りそうになりますが、なんとか堪えて上りきりフィニッシュ!

Garminでのタイムは1時間47分。
公式タイムも同じようなタイムでした。
目標の90分台は達成できなかったものの、50代トップが1時間8分なのでそこから40分くらいの遅れなら考えるとまあまあかなとも思いました。
次は…ぜひ100分切り…いや90分切りたいですね。そのためには平均でキロ6分30秒で走らないと…というか次回出るかどうかわかりませんが…。

フィニッシュ後、フィニッシャーズタオルや大会オリジナルマスク、レッドブル、ミネラルウォーター、
オリゴスマートチョコ、SAVASプロテイン飲料、蒲鉾の鈴廣のサプリメントを貰い、手荷物を受け取り。
思ったより景品類が多く、これ持って下るのは…ということでバスで帰ることにしました。

その前に、スカイラウンジでお腹を満たします。
走っている間は汗もかき暑かったですが、標高も1000m近くになると汗ひいてくると寒い…味噌ラーメン食べました。
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スカイラウンジで景色眺めながらの味噌ラーメンは最高でした。
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富士山と芦ノ湖…まさに「ザ・箱根」という景色w

バスに乗り、かまぼこの里へ送迎されました。
本来ならターンパイクの小田原料金所までなのですが、渋滞が凄く、手前で降ろされることになりました。
まずは風呂に入りたいということで電車で箱根湯本へ。
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かまぼこの里の隣にも小さい温泉があるのですが小さいだけに混んでいて待たされるとのことだったので箱根湯本にある「かっぱ天国」に行きました。
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かっぱ天国は駅のそばにあるのですが、坂と結構な数の階段を上ります。
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それでも普通ならどうってことない上りですが、距離13.5km標高差981mを登ってきた身体にはなかなか堪えるものがありましたw

お風呂は露天風呂のみ。
流石に季節は秋…少し寒かったけど、ゆっくり風呂につかってぽっかぽか。
すっかり生き返り復活!
温泉街の土産物屋へ繰り出します。
先程の通り、さすが緊急事態宣言明けの近場観光地。なかなかの賑わいでした。
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おみやは温泉まんじゅう
帰りはメトロロマンスカーに乗り北千住経由で帰路に着きました。
ロマンスカーの中では爆睡。
お陰で北千住着いた頃には目覚めもすっきり。そのあとは家まで眠くならずに帰ることができました。

今回、唯一残念だったのはGarminで記録がちゃんと取れなかったこと。
同期が上手くできなかった模様。時計には辛うじて記録が残っているものの結局ラップタイムとGPSのログが取れてませんでした。ラップは取れてはいませんでしたが、1km単位のラップタイムのアラートが出ると時計見たのでなんとなくは覚えています。
大体速い時でキロ6分後半、これは12km以降の下りのある区間でのタイムで、勾配がキツい区間では9分後半。それ以外は大体8分半くらいで推移していたみたいです。


翌日、脚は筋肉痛にはなりませんでした。足のだるさというか疲労感もほとんどないため、このまま何も無い雰囲気です。負荷の高いランニングの場合大抵、当日のうちに筋肉痛がやってくることが多いのに、これだけ走ったのに、翌日無かったということは、明日もたぶんならないと思います。(翌々日になったけど結局筋肉痛は出ず。)
自転車のヒルクライムに出たりして多少登坂に対する耐性が上がっているのかな?
だとすれば、もう少し頑張れるかも…次は最低でも100分切りたい。

前半、ずっと上りなので心が折れるかと思いきや、楽しく走れました。
天気も晴れ、寒過ぎず暑過ぎずで、時折見える下界が絶景だったこともよかったのかも。

来年出るかどうかはわかりませんが、次、出るときは家族で箱根来てレースの後に合流して温泉を満喫したいなあと思いました。
それならまた出るかもねw




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