挫折から栄光へ!?〜アラフィフランナーはサブ5、サブ4の夢を見れるか?

新橋に勤務するサラリーマンです。 2016年3月に体重が80kg近くになったのを機にランニングを始め、11月初のフルマラソンであるさいたま国際マラソン挑むも実力不足でDNF。年度内での完走を目指ざし2017年3月サンスポ古河はなももマラソンでなんとか無事完走出来ました! そこでブログタイトルも新たに、次なる目標であるサブ5、そしてその先のサブ4へ向けて日々奮闘の記録(の予定)です。(旧タイトル:挫折から栄光へ!?〜アラフィフランナーはフルマラソン完走の夢を見れるか?)

【ランニングの】GARMIN Running Dynamics Pod(ランニングダイナミクスポッド)レビュー【パワーメーター?】

前日、GARMIN EPIXのレビューを行いました。
レビュー①開封編
レビュー②使用編

この時、ついでにオプションデバイスも注文していました。

それがこれ。
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GARMIN Running Dynamics Pod。
(以下RDP)

ランニング時のフォーム分析ができるデバイスでランニングパワーメーターと言われるもの。
GARMINの場合、Fore Athlete935が発売されたときに同時発売となり935には同梱されていました。
いまだとForeAthlete245シリーズ、745にキャンペーン同梱されているようです。(2022年3月3日現在)
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結局、935ではなく、FENIX6Sを購入したので、後でどうしても欲しくなったら買えばいいやとそのままになっていましたが、今回時計を更新するにあたり、また楽天お買い物マラソンの買い回り回数を稼ぐため買うことにしました。

このセンサーは当時としては、とても画期的で、それまでランニングフォーム分析は、知識のある人に見てもらうか、データで分析する場合だと、専門のスタジオでトレッドミルで走って計測するくらいしかありませんでした。

もっとも最近はGARMINだけではなく、アシックスなども同じようなデバイスを出しています。
そういえば書かなかったけど、立川で走った時は、デバイスの貸し出しによる体験イベントやってました。

他にはスマホのアプリでビデオを撮ることでフォーム解析するものまであるみたい。

GARMINのRDPは次の項目が計測可能。
ストライド
地面接地時間
地面接地バランス
上下動
上下動比
です。

これらを数値化することで現在のランニングフォームの効率を可視化できます。

今回、価格もそう高いものでもなかったので他と比較検討しませんでした。

ちなみに他社製で入手しやすいものだと靴にセンサーが付いているアシックスのEvoRide ORPHE S
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とアシックスとカシオの共同開発製品のRunmetrix
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があります。
どちらもRDPより後発品なので、より精度が高そうだったり計測項目が充実しているようですが、EvoRide ORPHE Sのセンサー(ORPHE CORE 2.0)はインナーソールに内蔵するタイプでEvoRide ORPHE Sにしか対応してないのと、値段も3万半ばと結構いいお値段。(あらためて調べると対応する靴はEvoRideの他にもORPHE SHIBUYAという靴がありました。またORPHE COREは他の靴にも装着可能なようですが、2022年3月3日現在ではセンサーのみの単品売りはしてない模様。)
RunmetrixもRDPよりも高いですが1万半ばの価格。
まあこれなら…という価格ではあるもののデバイスが大きめ。装着方法はRDPと同じですがだいぶ大きいので、装着すると違和感を感じそうです。
あとは、海外のもので、シューレースに着けるものもありますが、こちらも価格は高めの上、専用のアプリでは課金が必要。

いずれにしても専用のアプリが必要。

データはGARMIN CONNECTにまとめたいということもあります。
また、後から比較しましたが、コストや使い勝手を考えても、GARMINが良さげということになりますね。

前置きはこれくらいにして開封

中身は
本体と取説。
電池はRDP内にすでに入っています。
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RDP本体
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寸法はセンサー部分が縦30mm幅24mmでクリップ部の端から端までで37mmくらい。クリップの幅は15mmくらいです。大きくはないです。
重さは12g
着けても重さは感じなさそう。
写真だとセンサー部の黒い部分が汚れているように見えますが、この部分が透けており、中の基板がうっすらと見えるためです。
センサーの周りはシリコン製のカバーに覆われてます。
クリップ部分もしっかりしています。
箱の緩衝材から取り出す際、けっこう力を入れながらでないと外せませんでした。

RDPは、ランニングパンツのウエスト部の腰の部分…の中央に着けて計測します。
クリップの強さとシリコンゴムのグリップ力で、パンツのウエスト部なら落ちることは無さそうです。

むしろ軽くて小さいので、着けたまま洗濯に出してしまわないかが心配。


ちなみこのデバイスにスイッチは無いです。
縦に振るか、ランニングパンツのウェスト部に装着して数歩(5〜10歩くらい)走ることで起動します。

時計とのペアリングは振って起動させたRDPを時計に近づけておいて
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①メニューからセンサーを選択
②センサー追加
③全て検出を選ぶ
④ポッドとのペアリングを開始します。
⑤数10秒程で検出するので「RDポッド******追加」と表示されたらスタートボタンを押します。
⑥デバイス同士接続して「RDポッド******接続中」と表示されればペアリング完了です。
※「*」の部分はデバイス番号。


装着して走ってみました。
(ブログの写真はFENIX6Sとのペアリングですが、走る時はEPIXにペアリングさせてデータ取っています。)

装着はランニングパンツのウエスト部の後ろ中央に。
違和感もありません。着けてんの?と忘れてしまうくらい。
ますます外し忘れが心配…。

バイスをあらかじめペアリングさせておけば、アクティビティモードにすればすぐ認識してくれました。

アクティビティ中は、RDPのリアルタイムのデータを画面に表示することができます。
画面をスクロールしていくと、RDPから取得したデータ項目を表示できますし、表示項目をカスタマイズしてやればアクティビティ画面1枚目で確認も可能。

また、CONNECT IQから取得できるアプリ(データ項目)によっては、ポッドの計測データを表示可能なものもあるようです。
データ項目は後述しますが、走りながらの数値の確認することでランニングフォームを見直しながら走ることができます。

計測を終了させると
RDPを取り外すよう促すメッセージが表示されます。
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リマインドの際に取り外しをちゃんと行えば、洗濯してしまうことはないね。
ちゃんと考えられてますなw


走った時のRDPデータは、GARMIN CONNECTのアクティビティデータに記録されます。
今回は10kmのビルドアップもどき走をした時のデータで見てみました。
このときのラップ毎のペースはこのとおり。
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走り始めはキロ7′で入って徐々にペースを上げて…というか結果的に上がり、その勢いで残り3kmは5′前後で走りました。
最初の3kmはいつも通りに走り、以降から7kmまでは上下動比のデータを気にしながら走りました。最後の3kmはペースだけ見て走ってます。

次がRDPにより記録されたデータ。
歩幅を除いた各項目での説明はGARMINからの引用です。

歩幅
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名前のとおり。
ランニング中のストライドです。

上下動
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上下動は、ランニング中に胴体部が一歩ごとに垂直方向へ移動した量を測定したものです。単位はセンチメートル(cm)です。
多くのランニングコーチは、上下動が少ない方がエネルギーの無駄が減るため、効率的であると考えています。経験を積んだランナーは上下動が少ない傾向があります。しかし、ペースが速くなると上下動も高くなってしまうことがあります。上下動比はこういったことも考慮します。上下動を少なくするもう1つの利点は、下半身への衝撃の負荷が小さくなることです。
以下の表の各カラーは、各ゾーンを占めるランナーの割合と上下動の範囲を示しています。他のランナーとパフォーマンスを比較するのに便利です。
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上下動比
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上下動比は、ランニング効率を測定する方法の1つです。上下動を歩幅で割って、割合をパーセンテージで示します。歩幅はランニング(水平移動)のメリットであり、上下動はエネルギーコスト(垂直移動)であるため、上下動比が低いことは、少ないコストで大きなメリットが得られることを示しています。
以下の表の各カラーは、各ゾーンを占めるランナーの割合と上下動比の範囲を示しています。他のランナーとパフォーマンスを比較するのに便利です。
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GCTバランス
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GCTバランスは、左右の足の接地時間(GCT)を比較することで、ランニングフォームの対称性を測定します。通常50%を超える割合で表示され、左右どちらかに矢印があり、どちらの足がより長い接地時間であるかが示されます。
多くの人にとっては、左右が対称的なフォームが望ましいとされます。GarminウォッチとGarmin Connectのカラーゲージは、他のランナーと比べてあなたの左右のバランスがどの程度であるかを示します。坂道を上り下りしたときや、スピード向上のためのトレーニングを行ったとき、または疲労しているときには、GCTバランスが50:50からかけ離れる傾向にあることが報告されています。また、けがをしている場合にも、GCTバランスが偏ることがあります。
以下の表の各カラーは、各ゾーンを占めるランナーの割合と接地時間バランスの範囲を示しています。他のランナーとパフォーマンスを比較するのに便利です。
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接地時間
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接地時間は、ランニング中に足が地面についている合計時間のことで、ミリ秒(ms)で測定されます。一流ランナーの場合、特に短くなる傾向があります。経験豊富なランナーの場合、ほぼすべての人が300ms以下です。これは、足をすばやく上げて接地時にオーバーストライドしないことを身につけているからです。
以下の表の各カラーは、各ゾーンを占めるランナーの割合と接地時間の範囲を示しています。他のランナーとパフォーマンスを比較するのに便利です。
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今回の走りでは、スタートから24分後くらいは、比較的スローペースなので歩幅は小さめで、上下動も小さいですが、上下動比は大きめなので、前に進もうとする効率性はあまり良くないことがわかります。
そのあと上下動比を気にしながら走ったことで、歩幅が大きくなり、上下動比は小さくなりました。ただし、上下動自体は24分までのデータと比べると増えていることがわかります。
また接地時間が短くなっているので、靴の反発を活かした走りになっているのかな?
実際この時は、頭の下で足を接地するような走り方を意識してました。
上下動比を気にして走ったことで、結果としてペースも上がっています。

44分過ぎたあたりから…距離だと7km過ぎくらいからは、ペースに慣れてきたこともあり、さらにペースを上げましたが、上下動比を意識した走り方に慣れてきたということと、ペースアップでストライドも伸びたことで、上下動比はこの時の平均値以下の数値となり、上り1kmについては上下動も小さくなったことで上下動比は、さらに改善されています。
これは、上下動比の低いランニングフォームで、ペースも上げた事でより効率的な走り方になった結果だったのではないかと思っています。
接地時間も同様に少なくなっています。

ちなみにGCTバランスは左49.9%、右50.1%。ほぼ50:50なので問題ないかな。

このランが終わった後、コンビニに用事を思い出して、少し休んでから走って行ったのですが、ペースを上げたつもりはないのですが、歩幅、上下動、上下動比ともに数値が良い状態で安定して、しかもペースも思ったより速く、楽なペースで走ることができました。身体が慣れた事で自然と効率の良い走りになったのではないかと思っています。

私は今まで自己流で走り練習しています。
このため、この時のフォームがいいのかどうかは、誰かに見てもらわないとわからないのですが、見てもらうにしても、例えばランニングクリニックを受けるとき、RDPでデータを取っておくとフォーム変化の違いによる相関性を把握する事で、ランニングダイナミクスの改善がやりやすくなるのではないかと思いました。
また、RDPを使ったトレーニングや走り方についての動画がネットで探すとあるみたいなので、参考になると思います。
ランニングフォームの改善に役立つ!Garminランニングダイナミクスポッドの活用法(前編) - YouTube
ランニングフォームの改善に役立つ!Garminランニングダイナミクスポッドの活用法(後編) - YouTube

少なくともデータ見ながらでも、走るときの効率が良くなっていることが体感出来てますし、実際ペースも上がり、あまりキツく感じなかったのでこのデバイスの効果はあるかと。
もっと早く買えばよかったw

東京マラソンでも装着してデータを活用しながら走ってみたいと思います!


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