「百聞は一見にしかず」
ブログのエントリーにはなるべく写真や絵を付けるようにしています。
画像があった方が華やぐし、ちまちま文章書くよりも一枚の写真の方が説得力あるし。(でもちまちま書いてるけどw)
普段の練習ではスマホ持って写真撮ったりすることがありますが、レースでは基本、持ちません。
持ったとしてもスマホで撮らない。
(スマホ持つのは内蔵の万歩計稼ぎのため)
東京マラソン2021なんかは、ルール上、持たないとダメだったし。
でも重しになるし、落としたくないので持ちたくないです。
なので写真はデジカメで撮ります。
これも落とすことがあるので格安で買った中古のデジカメで。
でもデータの受け渡しが面倒くさい。
私はブログをスマホで書くことがほとんど。
古いデジカメはWi-Fi転送に対応してないので、デジカメにWi-Fi機能付きのSDカードを入れて転送してますが、その転送が面倒。
遅いのは仕方ないとして、途中でアプリが落ちてしまうこともある。
Wi-Fi機能のついたコンデジにしたいのですが、コンパクトで軽くて、防水防塵機能のあるものがなかなかない。
そこで、こんなものを買ってみました。
Canon inspic REC FV-100
2019年12月に発売されたこの製品。
クラウドファンディングで先行予約を募ったところ、即日予定数量の1,000台完売したそうな。
私も発売された時、興味を示したものの
・ファインダー無いのは…
・値段まあまあ高い
・今のコンデジでいいんじゃね?
ということで見送りました。
しかし
・そもそも走りながら撮る時はノーファインダーだよな
・通販で安い価格を見つけた
・所有コンデジの動きが最近おかしい
ということで
購入することにしました。
もう生産されてないのか、通販でも在庫が少ないなか、グリーンのモデルが1番安かったので購入。
届いたら早速充電して、その辺にあった32GBの microSD突っ込んでランニングの際に使ってみました。
使う前に
カメラ本体はどんなのかというと…。
大きさは、スニッカーズとかプロテインバーとかのエナジーバーの大きさに近いです。
重さは約90gです。重さの割には持つと重く感じる。小さめにボディにぎっちり中身が詰まってる感じ。
でも、今まで使っていたコンデジと比べると、軽いし小さい。
液晶とかズーム機能が無い分、軽い。
カメラにある操作系は
上部の背面のモード切り替えダイヤルとシャッターボタンだけ。
モード切り替えは、スマホとのデータ受け渡しのための転送モード、OFF、静止画(カメラ)、動画(ビデオ)、静止画&動画(シャッターボタンを普通に押して静止画、長押しで動画撮影)
動画は10分まで撮れるみたい。
光学系はレンズのみ。
ファインダーや液晶パネルは無し。
カラビナとなっている枠がファインダーがわり。
フラッシュも無し。
至ってシンプル。
フラッシュの無い「写ルンです」ですね。
ちなみに背面の部分はエンプラですが、シャッターボタンとかの側面周りはシリコンゴムで覆ってあります。
このため落としても壊れにくい。
防水、防塵、耐衝撃カメラです。
ただ、このゴムの覆いのせいで、シャッターボタンを押すのが変な感じ。
押すとムニっとした感じ…少し強めに押し込むとシャッターが切れる感じですかね。クリック感は無いです。
カラビナの反対側は防水パッキン付きの蓋があり、開けると充電/転送ポートとSDスロットがあります。
充電/転送ポートはmicroUSB。ここはUSB Cにしてほしかったなあ。
SDカードは256GBまで対応してます。メモがわりのカメラとしては十分でしょう。
カメラの底面には、三脚用の穴と、ストラップホールがあります。
後述する専用アプリで三脚固定での遠隔撮影も可能。
ストラップホールについては、本機は防水対応しているのでフロート付きのストラップをつけてやれば、水辺の撮影で落としても沈めることはないでしょう。
これは地味ですが便利な装備。
正面のパネルは着せ替え可能。
本体に磁石が付いていて、パネルにはステンレス板がついていてくっつく仕組み。
素人でもプラバンと、金属の薄板で自作パネル作れそうです。
ちなみに上の写真でモザイクかけてあるところにWi-Fi、BluetoothのMACアドレスとシリアルコードがあります。
シリアルコードはアプリとのペアリングの際に手動で入力する場合は必要。
スマホにアプリをインストールしたらカメラとスマホをペアリングさせます。
普通は、自動認識してくれますが手動設定でペアリングさせることもできます。その場合は、上のパネル外した本体に記載されているシリアルコードをアプリから入力します。
本体設定は、スマホアプリから行います。
本体設定ではメモリのフォーマットやオートOFFの設定時間変更、静止画や動画の設定画面では解像度や画角の変更ができます。
また、カメラの電池残量の確認もできます。
本体設定
静止画設定
動画設定
また、カメラには液晶はないけど、スマホの画面をつかってライブビューモードで撮影できます。
三脚を使った自撮りでも、スマホどう映っているのか確認できる。
スマホをリモコン代わりにして静止画、動画の撮影できます。
他のレビューを見ると「アプリがクソ」的な評価もありますが、使っていて落ちることはなかったし、接続は少し待つ事はあるけど、全く繋がらないという事はありませんでした。
ちなみにスマホはiPhone13miniとの接続。
カメラの画素数は1300万画素。
レンズも小さいし、他のレビューでも、画質は…という意見多数。
まあ、許容度は人それぞれだと思うので、それは使ってみてですな。
と、いうわけで使ってみました。
まずは室内。
室内は相当明るくないと厳しいかも。
玄関の置物撮ってみましたが、灯つけてもこんな感じ。
画像編集アプリ必須かなあ。
ちなみに私は画像の加工は「Fotor」というのを愛用しています。
Fotorで加工編集した画像がこちら
トリミングして明るさ、解像度を変えてます。
撮って出しの写真よりは、人形もはっきりしてるかな。
次はランニング中に使ってみます。
まず日中…インターバル走の時に撮影した写真です。
全て加工無し。
明暗がはっきり分かれているところは苦手みたい。日向側がとんでます。
木陰で見つけた蝉。
ちょっと蝉がぼやけ気味ですが、まあまあ撮れているかな。
もう少し寄れれば蝉もくっきり撮れてたかも。逃げられるかもしれないと思い寄れませんでした。
練習終わりに寄ったマクドナルドで。
店内などの明るめの室内だと普通に撮れてます。
マックから家までジョグで帰りながら撮ってみました。
結構、綺麗に撮れていると思います。
娘の自転車。
これもよく撮れていると思う。
1枚目と4枚目は走りながら撮ってますが、拡大すると粗が出ますが、ブレも目立たずに撮れていると思います。
次は夜。
完全に暗くなるとダメダメだと思い、7時ごろに撮影。
これもいつものランニングコースで。
走りながら撮ってみる。
完全にブレブレ。
でもなんか警察24時とかの犯行現場抑えて犯人の所へ向かう時の画みたい。
なんの画か分からないけど、臨場感は伝わるというか…w
次は立ち止まって撮ってみます。
昼間の写真の1枚目と同じあたり…アレより手前から撮っています。
上の2枚に比べるとブレブレでは無いです。
が、拡大するとブレてるのが分かります。
次は並木を撮影。
暗すぎて何撮っているのか分かりませんw
辛うじて輪郭から木撮ってんのかと分かる程度。
街灯
これはまあまあ良く撮れました。
やはり光があると違う。
シャープさには欠けるけど、味のある画になりました。
全般的に言えるのは固定焦点レンズなので、全般的にピンは甘いかな。
まだ持ち慣れてないので手ブレのせいもあるだろうけど。
大画面のモニターや画像を拡大すると粗は目立ってきますが、撮って出しでも、スマホで見るなら見れないこともない。
加工アプリを利用すればもう少し見れる画像にもできる。
作画例がインスタにあるけど、皆さん綺麗に撮ってる。
つまり、使いこなし方で十分使えるカメラということ。
こいつのメリットは、スマホと違って、カメラ呼び出すまでのアクションが少ないし(撮影モードにしておけば、電源が切れていてもシャッターボタン押せば復帰し、そのあともう一回ボタン押せばシャッター切れる。)
エネルギーバーとあまり変わらないサイズなので、ポケット付きパンツやウエストポーチにも収まりやすい。
カラビナ付きだからランニングザックなどに吊しておくこともできる。
液晶がないので落としても液晶が割れたりすることもない。レンズ側だけ気にすればいい。液晶が無い分軽いし、電池持ちも良い。
少なくとも私的には「使えるカメラ」。
今度の北海道マラソンでは、長距離の移動があります。
移動中で撮りたい!と思った時に出しやすいのは便利だし、防水・防塵・耐衝撃仕様なので、あまり気を使わなくていいのが良い。トイカメラとして見ると高めだけど、ヘビーデューティな軽量カメラと見たら、そう高いものでもないし。
今、スマホに押されて、コンパクトデジカメ止めるメーカーが増えてきてます。本格的な一眼レフでさえ、老舗のニコンは開発をやめて、ミラーレスカメラに開発資源を集中するようになりました。
なんとも寂しい限りですが、こういうコンセプトのカメラというのは、バカ売れはしないかもしれないけど、一定需要はあると思うので、作り続けてほしいなあと思いました。