6月17日に奥武蔵ロングトレイルが開催されます。
ロング(105km)とショート(35km)の部。
たまたま北海道マラソン走るにあたり手頃な練習大会がないか探していたら見つけてしまいました。
もちろん、手頃だと思ったのは35kmのほうね。(少なくともこの時は35kmなら行けるんじゃね?と軽く考えていたw)
「第1回」というのに惹かれたというのもありますw
ただ35kmというのはロードでは長い距離。
しかも初トレイル。
不整地は、千葉のサマークロスカントリーで何回か走りました。
登坂走はロードレースですが激坂王で経験しています。
しかし、トレイルは未経験。
たまたまYouTubeで奥武蔵35kmコースの試走動画があったので見たところ、結構キツそうなコースだったので、全く未経験で本番に臨むのはちょっと…ということで、試走してきました。
試走にあたり、装備は本番仕様に。
靴は、オールラウンドタイプを使用。
今回の相棒はサロモンウルトラグライド。
最近は靴もサイズ把握できているのでネット購入なのですが、トレランシューズは初めてということで久々に店頭に行きました。
私のようなトレラン未経験者は、ランニングシューズに近い形態のシューズの方が良いだろうと、お店の方からアドバイス頂き、最終的にサロモンと HOKA(チャレンジャーATRレギュラー)の2つに候補を絞り、履きこごちと値段で決定。
意外だったのはHOKAの方が幅広にみえて少し幅がキツく感じたこと。
多分履きならしたら解消するんだろけど、幅が狭いかもと思っていたサロモンの方がジャストフィット。
幅がちょうどいいし、アッパーの覆われ感も良かった。
ちなみに今回購入のサイズは26.5。
普段のランニングシューズもほとんどが26.5です。(私の足のサイズは右が25.5で左が26.0。ギリシャ型で足幅は普通ですが、アーチが高くて甲高です。)
そのうえ、特売品だったのでHOKAより全然安かった。(10,500円)
あとクッションが心地いい…とは言え、そこはトレランシューズ。
ランニングシューズの用に絨毯の上を歩くようなというふかふかさではなく、踏み込むとクッションを感じる感じ。
不安定な路面状況を走るトレイルでふにゃふにゃでは足挫く恐れあるから、このくらいでないダメなのだろう。
あと気に入ったのは靴紐が、トグルタイプだったこと。
引っ張れば締められるのでフィッティングが楽な上、余った靴紐はタンにあるポケットにしまえるのでひもが枝などに引っ掛かりにくい。
ちなみに色も3つくらい選べましたが、見た目も軽そうな白にしました。
汚れが…というのはあるけど、洗えば大抵は落ちると思うし、どんな色の買っても汚れる時は汚れますからw
ロードで一回だけ履いて走りましたが、独特のグリップ感はあるものの、普通に走れました。
重さは約260gとランニングシューズとしては重めですが、普段GT1000とか履いてるのと、靴がジャストサイズのせいか、重くは感じませんでした。
最近、ネットで靴買うことが多いけど、今回に関しては店頭で買ってよかったなあと思いました。
それと、バックパックは、主に通勤ランで愛用しているサロモンSKIN PRO15。
これに本番と同じ装備を入れて走りました。
水はハイドレーション+ソフトフラスコを装備。計2.7L
それにレインウェア、換えのシャツ、ヘッドライト、その予備バッテリー、モバイルバッテリー、ファーストエイドキット、テーピング、そして行動食など。
ヘッドライトは試走スタート時間が早いため、使うことは無いだろうけど、装備。
ファーストエイドキットは、写真ではケースに入れてますが、嵩張るので必要なものをジップロックにまとめました。こいつには、お世話になりたく無いです。
行動食はいつものメダリストとマグオン、羊羹に加えてもち麦満足バーとエネ餅を携帯することに。
電車を。乗り継ぎ飯能駅へ。
そこからは、徒歩で飯能中央公園へ向かいます。
飯能中央公園に着きました。
(写真撮り忘れた)
ここがスタート、ゴール地点。
7時半頃、家を出発して公園に到着が9時過ぎ。
そして試走スタートした時間が、10時近い9時45分頃だったので、今回の試走の目標は吾野駅までの予定。
他の方だと、35km全て試走の方もいれば、スタートから吾野までか吾野からフィニッシュまで試走の方がいるよう。
YouTube見る限りだと、後半は疲労が大きいとしても、前半の方が厳しそうみたいだったので、吾野まで、もし時間的に余裕がありそうなら顔振峠まで試走することにしました。
飯能中央公園から、山道入り口までは、道路を走ります。
いつもと勝手が違うのは、トレイルの大会なので、車道は通行止めにはしないこと。
このためロードでは、歩道を走ることになります。
また、山道もハイカーがいる場合があります。譲り合いの精神が大事。
この辺りは河川敷の練習大会と同じと考えていいでしょう。
500m程走ると山道へ。
まずは天覧山、そして多峯主山(とうのすやま)を目指します。
まずは天覧山ですが、山頂はルートには無いのでスルー山頂入口手前の東屋を右に曲がって多峯主山へ。
本当は行きたかったけど、まだ序盤。無駄に体力使いたく無いし。
この後にも素晴らしい景観が待っているはず。
多峯主山。
時計に入れたルートマップでは、山頂へのルートが指し示されていたので上りました。
そんな高い山ではないですが、中々の見晴らし。
天気もいいし、気分爽快。
正直ここまでで、もういいかなとも思っちゃいましたw
多峯主山の後は、下って麓へ。
道路に出たら反対側の歩道に渡るため、セブンイレブンのある交差点へ。
今回、補給物資は十分に用意してますが、もし足りないものがあったらここで調達しないと、この後は吾野駅までは店は有りませんw
信号を渡って、少し歩くとアップダウンが連続する「飯能アルプス」の入り口です。
標識には「奥武蔵ロングトレイル105km」の標識もありました。
ここから永田山、久須美山、303ピークと行って東峠を抜けて再び、山道から天覚山、大高山と縦走して吾野駅へ下りていきます。
まずは永田山。
小さいながらもケルンがありました。
次が久須美山。
祠があったのでお参り。
登頂安全祈願!
その後は303ピーク。
ここはコース後半にも通ります。
今まできた道を逆送する形でゴールへ戻ります。
ここまででも、標高の割にしんどい…。
ほぼシングルトラックの上、途中は崖じゃ無いの?って感じの斜面もありました。
天気がいいから良いものの、雨だと滑りそう…。
開催は6月。
もうそろそろ梅雨入りとなるはずなので、当日雨降ったらDNSするかもねw
上り下りを繰り返して東峠。
本番だとこの辺りにエイドが設置されます。
ちょっとだけ舗道を行き、天覚山へアタック。
細かいアップダウンが続くうえ、急な傾斜。
頑張って登って…
天覚山。
中々の見晴らし。
天狗の置物も…。
こういうのがあると癒されますなw
ここまでで3時間くらいだったと思います。
実は多峯主山の後、すこしルートに迷い、30分〜40分くらいうろうろしていたところがあるため、それを除くと2時間半くらい。
この時は思い込みで行ったルートが間違っていたのですが、次は大丈夫だと思います。
なので天覚山までの約9.5kmを2時半だと平均ペースはキロ16分くらい。
吾野駅の関門は15時なのでギリ通過にはキロ25分くらいのペースでOK。
それより9分くらい速いペースなので、少なくとも前半はなんとかなりそうです。
次に大高山目指しますが、相変わらず登って下りての繰り返し。相変わらず急なところもあるし、下りも私にとっては急すぎて歩いて降りるしかないところも。
名もなきピークを幾度か超えて…
途中腿が攣りかけたりする場面もありましたが、セルフマッサージで乗り切り…到着しました大高山。
ここで、小休止。
10分ほど休み、前もってコンビニで買ったドーナツを一つ頬張ります。
甘いし美味い♪
あともう少しで麓だ!頑張る!
大高山過ぎると下りが多くなり、道路が見えてきました!
一旦ロードを横断して、再び山道へ。
前坂にきました!
前坂過ぎた後もアップダウンはありますが、下りの方が多くなってきました。
最後の方は沢のようになっているU字にえぐれた溝のようなトレイル区間を降りながら一般道へ。
吾野駅に到着!
疲れた…。
スタートが9:45分頃で到着が15:04
14kmで5時間20分くらい。
迷ったロスタイムは、本番では出ないとすれば、実質4時間50分くらい。
速くはないけど、もっと時間かかるかなあと思っていたので、自分ではまずまずかなと自画自賛w
せめてコース最高到達点の顔振峠まで行こうか考えましたが、登って、吾野まで降りるにしても少なくとも2時間くらいはかかります。
そうなると吾野には17時。
帰宅は20時くらいになりそうだったので、当初の予定どおりここで終了。
無理して怪我したら元も子もないし…。
今回単独で山に入るのだって、少し不安でした。
もっともスタート直後の天覧山と多峯主山のあたりは、ハイカーが多かったし、その後も時折ハイカーや、私のように下見がてら走っている人も見かけて安心したけど。
驚いたのが、天覚山の頂上付近の急な上りにお年寄りの集団がいたこと。
あの後戻るのか、それとも大高山へ抜けていくのかわかりませんが、どちらにしても、上る以上に下りるのは大変なはず。日本のお爺さんお婆さんは元気だなあ。
ちなみに脚の…特に腿の疲労が今回すごかったですが(ロードなら2日くらいで復活するのに、今回3日経っても筋肉痛が治らない)靴は本当にシンデレラシューズなのか、靴擦れやマメも爪が死ぬことも無かったです。
だいたい、履き慣らしてない靴だと何かしら細かいトラブルがあるものですが、今回はまったくそれが無かったのでよかった…。
電車まで少し時間があったので、駅前の売店で蕎麦を食べて電車待ち。
その後は、飯能から秋津乗り換えで武蔵野線に乗って帰宅。
後半部分を走ってないので、それが不安要素ではあるものの、厳しそうな上りは、吾野から顔振峠とユガテから西大峯の上り、そして麓から竈山への上りの大きく3つ。多少のアップダウンはあるようですが、今回のルートに比べると下りの方が多いのと顔振峠からユガテまでは下り中心の快適なトレイルが5kmほど続くみたいなので後半の方が比較的楽かなあ。
もっとも、後半は疲労もかなりあるだろうし、道が険しいと下りも辛いから上りが少ないからといって楽だとは言えませんが、顔振峠とユガテと長念寺で十分休憩を取ればなんとかなるかな?
あとは、雨が降らないのを祈るばかり。
できれば雨の山は走りたくない…。