ランニング始めてはや7年…。
始めたのが2017年3月(ブログを始めたのは2016年11月)ですから、今年の3月で8年目に突入になります。
走りはじめの1年目は、なんとか完走できる程度の実力でしたが、7年目にしてようやくサブ4を達成できました。
達成できたのも2020年以降、コロナ禍で、大会に出たくても出れない状態になったとき、練習方法や走り方を見直したこと、在宅勤務が増えてコロナ流行前と比べて走る日も増えたことなどがタイム向上に大きく寄与したと思います。
もちろん、ただ走って、いたずらに距離を踏んだというのではなく、試行錯誤しながらも、長く走るにはどうすればいいか考えたと言うこともあります。
話は変わりますが、自転車スポーツでは効率的なペダリングの解析のため、パワーメーターなるものがあります。
ペダリングに無理が無くなれば、疲れにくくなるし、ペダリングの回転を効率的に路面に伝えられるようになります。
解析することで、ペダリングの癖や、ペダリングがうまくてもそれが長い時間続かないなら、続くようにするためにどのようなトレーニングを積めば良いかを考え、実践して改善できるようになります。
同様に、ランニングでも「ランニングエコノミー」を追求することで、なるべく疲れないように、速く走れるようになります。
これを解析して効率的なフォームをマスターして、そのための練習を積むことで長く速く走れるようになるはず。
(走る力…すなわちランニングダイナミクスの強化)
そこでランニングダイナミクスデバイスによる解析です。
自転車のパワーメーターのランニング版ですね。
まだランニングを始めたころは、ランニングの解析はセンサーのついた靴や
服を着用して受信機の前でトレッドミルで走るような解析方法だったため、とても個人が手を出すようなものではありませんでした。
代表的なものではASICSが直営店でやっていて靴選びの参考にするサービスがありました。というか今でもやっていると思います。
しかし、技術の進化はドッグイヤー。
どんどん小型化していって様々なデバイスが各社より発売されています。
群雄割拠のランニングダイナミクスデバイス、私はGARMINのGARMIN ランニングダイナミクスポッド(RDP)を愛用しています。
これを着けるようになってからは、ケイデンスや着地時の左右バランスなど
が可視化できるようになり、走りながら確認したりできるようになりました。
データを参考に走り方を変えてみたりして、効果は出ていると思ってます。
GARMIN RDPは使いやすく満足しているのですが、新たなデバイスを使うことにしてみました。
それが
CASIO Runmetrix CMT-S20R-AS
CASIOがASICSと共同開発したランニングダイナミクスデバイスです。
CASIOではモーションセンサーと言っているので以下、CASIOかモーションセンサーと称します。
売り文句として
①RDPと比べるとさらに細かい指標がわかるらしい。
②自分のフォームと理想のフォームの比較ができる。
③改善のためのトレーニングメニューなどのアドバイスが得られる。
①はともかく、②と③はGARMINには無い部分なので、とても興味があります。
また、モーションセンサー単体での使用も可能だということ。(データはスマホで確認する)
ちなみにASICSには、他にも「ORPHE CORE」デバイスなるものもあります。
Runmetrixとの違いは、センサーの数と装着位置。
センサーは2つ使うのでより正確な解析が出来そうですが、デメリットは価格が更に高い上、装着できる靴が限られてくること。
手軽さは靴を選ばないRunmetrixでしょう。
ちなみに両方とも歩きにも対応しています。
GARMINもデータで判断することは出来るでしょうが、Runmetrix、ORPHE COREは歩き方についてもアドバイスしてくれるようです。
この辺りは使ってみて検証してみたいです。
元々GARMIN RDPを導入する際、GARMINとCASIOで迷いました。
結局、ランニングの管理をGARMIN CONNECTでしていたのと、価格の安さでGARMIN RDPにしました。
しかし、今回、さいたまランフェスに出た時、CASIOのブースがあって、そこの兄ちゃんから説明聞いて興味を引いたのと、ランフェス向けの特別割引(定価14,080円の10%OFF12,672円)を設定している、他より本当にお買い得ですよ!と言われ購入してみました。
10%OFFというとあまり安くないように感じたのですが、調べてみるとAmazonや楽天などのサイトでもほぼ定価販売。
それより少し安くなっている(2022年1月時点ではジョーシンの12,900円が最安値)のも見かけましたが、ランフェス特価の方がわずかながら更に安い。
(2023年2月中なら人数限定ですがモニターキャンペーンを利用すると更にお買い得みたいです!やるとわかっていればそっちで買ったのに…orz)
RDPとの違いも興味あったので、ランフェスで配られていたチラシのQRコードから特設販売サイトに入り購入した次第。
両者のカタログスペックでの比較。
GARMINのサイトにはRDPのスペックはほとんど記載されていないため、寸法や重さは実測値、計測項目はGARMINCONNECTに表記の計測項目をCMT-S20R-ASでの計測項目に合わせる形で表記しています。
(2023.2.7追記 着地左右バランスについてモーションセンサーは「ー」の表記にしていましたが、着地の左右差を見ることができるので「○」に修正しました。)
寸法、重さと価格については、GARMINの圧勝!
CASIOは大きさは倍で時計本体くらいの重さが有ります。どっこいどっこいなのは本体の厚みくらい。
電源についてはGARMINは電池駆動。
使用頻度にもよるけど1日1時間使用で1年間程度持つとのこと。
CASIOは充電満タンで20時間稼働。
CASIOは充電する必要があるけど、稼働時間は長いので、充電さえしておけば、ウルトラマラソンでも計測可能な稼働時間なので普段の練習では問題無し。
スイッチは、GARMINは自動。
時計とペアリングしておけば、動きを検知すると自動接続する。
CASIOはモーションセンサー本体にスイッチがある他、時計側での操作が可能。
手軽さはGARMINかな。
CASIOは、G-SHOCK対応機種(Android WEAR OS対応機種)の他、AppleWatchのシリーズ2以降に対応。当然だけどGARMINスマートウォッチには未対応。また、CASIO製を除いたAndroid WEAR OSスマートウォッチにも未対応の模様。(2023.2.8追記:どうもCASIO製を除いたWEAR OSスマートウォッチでも使えそうですが…持ってないのでわからない)
しかし、ランニングウォッチが無くても、スマホにアプリ入れれば、それでの運用が可能なうえ、走る時にスマホを持たなくても、後でスマホにデータ同期することができます。
RDPの場合は、GARMIN対応時計とのセットが必要です。
単体では使えないし、GARMINでもForeAthleteの2桁モデルとか、ライフスタイルシリーズの時計は非対応。
当然ながらGARMIN以外の時計には使えません。
すでにRDP対応しているGARMINを持っているならRDPの方が安いので投資が少なくて済みます。
ただしForeAthlete55などRDP非対応のモデルの場合は、時計の買い換えが必要になります。
その点、Runmetrixは、対応するスマートウォッチがなくてもスマホがあれば運用可能です。
また、対応するG-SHOCKの他にはAppleWatchのシリーズ2以降なら使えます。
管理したいデータは分かれる可能性あるけど、それでもいいならRunmetrixでもいいのではないかと思います。
(後述するサードパーティのアプリで管理を一元化できる可能性はあります。)
測定項目は、圧倒的にCASIOが上。
こんなに計測項目いる?ってくらい様々なデータが取れます。
VO2MAXは時計(対応するG-SHOCK)が必要ですが、心拍数はAppleWatchでも取れる。
VO2MAXは取りたい時はGARMINで取ればいいだけだし、管理は別々になるけど、iPhoneのヘルスケアから確認できます。
もっとも、アプリで記録データが別々になるのは面倒。
これが嫌なので、今まではGARMIN以外のランニングダイナミクスデバイスに手を出そうとは思わなかったというのもあります。
STRAVAにも同期させているから、それで1元管理すると言う手もありますが…月や週ごとの走破距離はGARMINCONNECTに慣れていることもあり、できればそれで管理したい。
でも、GARMINとCASIOは直接データの共有はできない。
ところが調べていくとアプリを介せば、それが可能らしいことがわかりました!
これについても検証してみます。
次回は開封編!