最近はコロナの影響で兼業を認める企業が増えてきていると聞きます。
また、最近見る大きい箱リュックからって自転車で走る方々…Uber eatsの配達員の方なんか兼業が多いみたいですね。
ちなみに「からって」は「背負って」の九州方言です。
フリーランスの方が、コロナで事業活動が停滞したため、仕事が減って暇なのでやってるとかね。
こんな状態を例えた言葉で「二足の草鞋を履く」と言いますよね。
本来は両立しない二つの生業を指すらしいです。例えば反社組織員と警察官を兼ねるとか。マンガの世界。
私も複数の「草鞋」を履きます。
とは言っても、私は本当の「草鞋」ね。
現代の。
ランニングシューズ。
というわけで前置きとは関係ありませんが、そこそこ本格的にやってる方は複数の靴を使い分けているかと思います。
私はLSD、ジョグは主にGT1000 6、スピードトレーニングやマラソン本番はアディゼロジャパンブーストを使ってます。
この他にオールマイティに使える靴としてニューバランスのM1040も使ってましたが、先日引退させました。
代わりに…厚底のナイキ ズームフライ3を買いました。
複数の靴を使うのは、靴を傷みにくくするためもありますが、本当は、単純にいろんな
靴を履いてみたいと言うのがあります。
だから結構目移りしますw
で、安かったりするとつい…。
スニーカーマニアと化してきつつある今日この頃…ランニングシューズ限定ですけど。
そして、今回もまた見つけてしまいました。
今回はリーボックです。
ちなみに4年前、私がランニングを始めたとき(正確には再開ですが)に履いてたのがリーボックのランニングシューズでした。
調べてみるとTEMPO RUNNER3 と言うモデルらしい。
今も普段履きで活躍中。
福岡に住んでいた時に近所のルミエール(ディスカウントショップ)でジム用に2,980円で買ったものです。
はい、「からって」もこの時に覚えましたw
さて、リーボックといえば、エアロビクスシューズが大ヒット、その後ポンプシステムを導入した靴も流行りました。
ポンプフューリーなんてエアマックス95と共にハイテクシューズの代名詞。
今見てもカッコいいなと思います。
そういや体幹を鍛えるイージートーンなんてのも有りましたね。嫁が好んで履いてました。
こう見ると結構、技術的にとんがっているメーカーなのですが、日本ではどちらかと言うとファッショナブルな面ばかりがクローズアップされており、ランニングシューズとしてはメジャー扱いされていないブランドです。
でも海外では評価されているようです。
2018年秋冬に発売した、フロートライドランファーストプロというモデルは限定生産ながら、片足100g(27cm)という超軽量シューズでした。
この靴は『Runner’s World』で2018 GEAR OF THE YEARを受賞しています。
そのシリーズがリーボックの公式サイトでアウトレット価格で格安だったのでつい買ってしまいました…。
…2足も。
まず1足めは先ほど紹介した
フロートライドランファーストプロ2.0
「2.0」のとおり、100g切りの最軽量モデルの後継です。
先代よりは、重くなったもののそれでも公表値111g!超軽量です。
サブ3クラスのランナーだとアシックスならターサーやソーティーあたりを履くと思いますがターサーで180g、ソーティーで150gくらいだったと思います。それよりも40g以上軽い。
アシックスソーティーマジック
本来はサブ3用。私が履くには不釣り合い過ぎますが、買ってみました。
お値段は特価8,000円ちょっと(税込)
確かこの靴、初回限定モデルは25,000円でこの品も元値は17,000円するはずです。それが半分以下。しかも楽天ポイント15倍セールだった時に買ってますので実質6,000円台。1/3位で買えてます。
そして2足目は
フロートライドランファースト2.0
「プロ」の名前が無いモデルです。(以下このモデルは無印)
黒地ですが、差し色が入っているのでそんなに地味でも無いです。派手すぎる事もないので、会社に履いて行っても悪目立ちしなさそう。
ヒールカウンターが装備され安定性が強化、「プロ」使う人のトレーニング用という位置付けだと思います。
サブ4向けの靴ですかね。
こちらは218gと「プロ」より100gほど重くなっています。手持ちの靴だと、アディゼロとほとんど変わらない重量ですが、値段は格安で5,000円切ってました。
ジョグからフルマラソンまでオールマイティに使えそうですのでコスパ高そう。
2足合わせても13,000円未満。
ポイントも考慮すると実質的には12,000円未満なので一足あたり5,500円程度。
さすがに他に靴もあるので、すぐ下すのは勿体無いなと思い室内で試し履きしました。
まず「プロ」の方から。
お約束の重量測定
サイズは26.5
右98g
左99g
なんと両方とも100g未満!
履いてみる。
軽い…というか何も履いてない?
いや、履いている感覚はあるけど、フィットしているから重さを感じない。
アッパーはぺらっぺらのふにゃふにゃ。
生地は薄いし、破けるんじゃないかと思うくらい。
極限まで軽量化を追求しているのでレースホールにはハトメなし。パンチのみ。
インナーソールも縫い付け。
「陸王」のマラソン足袋を思い浮かべてしまいました。
これを他の用途に使う事はないと思いますが、脱ぎ履きが面倒いので普段履きには使えないですね。
(靴自体はフォルムがスマートで色も綺麗な青なので、意外とジーンズと合わせ易いですが。)
タンの部分も薄くぺらぺらなのでラフに履こうとすると、タンがひしゃげてしまいます。
紐を緩めて足入れして、また締め直して履くレース向けの靴です。
ヒールカウンターも無いのでアッパーを畳めば旅先にも持って行き易いかもw
履いてみた感想ですがソールは思ったよりクッションを感じます。
単なる薄底の靴では無さそう。実際走ってみないと何とも言えないとは言え、ジョグなどでも使えそうです。勿体無いけど。
お次が「無印」の方。
重量は右207g
左が210g
ソールのボリュームがある割には軽いです。
ちなみにリーボックは現在アディダス傘下です。
履いた感じは、重さが近いアディゼロに似てます。
クッションは感じますが、思ったより硬めかなあ。
むしろ「プロ」のほうがクッションを感じました。
たぶん理由はアウトソールの貼り方だと思います。
「プロ」はラバーのチップがミッドソールに細かく貼られているのに対して、無印は
アウトソールが全面に貼られているためアウトソールの存在感が強くなってクッションを感じにくいのかもしれません。
両方とも室内で履いてみた感想なので、地面に下ろしたら、印象が変わるかもしれません。
無印も踵周りは一見薄く、心許なく感じますがヒールカウンターが入っているので安定性はありそうです。
ちなみに、どちらも結構細身です。
私は2Eで右25cm左26cmでランニングシューズは26.5を履くことが多いですが、この靴は26.5でタイトな印象を受けました。
無印は問題無いですが、プロは適当に履くとキツく感じます。
紐を十分緩めてちゃんと踵を合わせて履いてやれば寸詰まることはありません。少し余裕ができる。
プロの方は決戦用シューズなのでちゃんと履くため、かえってこういうほうが良いかとは思いました。
12月20日の本番には、実績のアディゼロか、先進のズームフライか、それとも軽さは正義!とランファーストプロで行くか…迷います。でもそれがイイw